FPときどき薬剤師

保険、医療、健康分野を中心に、人生に役立つ情報を提供していきます。

平成30年診療報酬改定について

今回は、私が勤務する業界では、かなり重要な診療報酬改定についてブログを書きます。1/24の中医協総会配布資料を、まだ詳細の点数はでていませんが、各項目の思惑を私見ではありますが解説していこうと思います。

診療報酬改定率

12/18に発表された診療報酬改定率、全体は+0.55%、そのうち調剤は+0.19%。これだけ見ると、昨年より薬局の技術料が少しですが上がるということです(薬価は下がりますので、全体的に見るとマイナスになります)。ですが、これはあくまでも試算。内容を見ないと、わかりませんが大きなマイナスになる可能性があります。では、詳しい内容をみていきましょう!!

基準調剤加算の廃止

これはかなりのインパクトを与えました。基準加算を取っているところは、約2割と言われていますが、一律32点が消えてしまうので大きいです(ちなみにうちはとっています)。これに変わるのが次の加算です。

地域支援体制加算の新設

基準加算の要件を引き継いだ形の加算です。様々な算定要件がありますが、要は、調剤基本料1をとっていて、下記の3点を満たしておけば取れそうです。(そのほかの要件は、基準調剤加算を取れているところならいけそうです)

①麻薬小売業者の免許

②在宅の実績

③かかりつけ薬剤師指導料の届出

調剤基本料はあとで説明しますが、1以外はほとんどチェーン薬局です。調剤基本料1以外には、かなり厳しい実績がないとこれが取れなくなっています。例えば、麻薬使用実績、夜間・休日対応実績、一人在宅実績等・・・。しかも回数がどのくらいになるのかわかりませんので、かなり厳しいかと思います。チェーンには儲けさせないという意思が強く出ていますね。

点数予想は、おそらく32点より気持ち下がるくらいか、同じくらいかと思います。なぜなら、この加算の取得割合がかなり下がると思いますので。

調剤基本料の要件見直し

さきほどの、項目に出てきましたので、このまま基本料の解説にいきたいと思います。

大きな違いは、一つの建物で複数の診療所の処方箋を受け取る薬局、いわゆるビル診の薬局が狙われた形です。今まで、いつメスがはいるかといわれ続けて、ようやく今回対象となりました。月に4000枚以上の薬局が対象ですが、この薬局は調剤基本料2となり、上記の地域支援体制加算がとりにくくなっています。

後発医薬品調剤体制加算の見直し

現在は、後発医薬品調剤体制加算(以下後発加算)は、1は65%以上で18点、2は75%以上で22点ですが、これを三段階の85%、80%、75%(あくまでも予想ですが)になるようです。予想点数は、85%は22点、80%は18点、75%は14点ですかね・・・。ちなみに、低すぎるところは減算があるようです。なかなか思うように目標の80%へ行かないようで、焦りが感じられる設定%になりそうです。

内服調剤料の見直し

これが私が一番恐れていた改定・・・。いわゆる、院内と院外の点数の差が大きく出ている項目。かなり会議でもたたかれていた項目で、院内と院外の点数が違いすぎると。調剤薬局の利益の柱である内服調剤料に、かなりのメスが入りそうでおびえています。発表項目は、①15日分以上 21日分以下の場合、②22日分以上 30日分以下の場合、③31日分以上の場合。これを下げて、対人業務への加算にまわすということです。14日分以下は下げないって・・・、長期にするなって事??この長期でという時代なのに。まぁ、小児に配慮した感じですかね。現在は①70点、②80点、③87点で、改定後点数予想は一律2点マイナスで(希望です)。

 

取り急ぎ、大きな項目を取り上げてみましたが、詳しい点数がでたら、再度報告いたします。ちなにみ原本は以下のアドレスで

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000192281.pdf

約500ページあるので、調剤の項目のみを抜粋した資料は、日医工のHPのMPI資料であります。会員登録必要ですが、良い資料があるので参考にしてください。

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