FPときどき薬剤師

保険、医療、健康分野を中心に、人生に役立つ情報を提供していきます。

平成30年診療報酬改訂(医科の薬局関連)

今度の改定で、今薬局で準備するのはジェネリック医薬品ですよね。薬局勤務の方は、現在ジェネリック推進に力を注いでいることでしょう。

我が薬局でも、84.5%ともう少しで85%になるので、毎日この数字を見ています。

薬局の改訂の大枠は前回ご紹介しましたので、今回は、医科の項目でも薬局に関係している項目を紹介していきます。

一般名処方加算

従来から、この加算はありましたが、推進に拍車をかけるべく、医師側にもにんじんをぶら下げる形となりました。この加算は、院外処方箋に一般名処方をいれると取れる加算であり、一般名処方加算1はすべての医薬品が一般名であり、加算2は一品目でも一般名ならとれる加算です。ちなみに、加算1は3点→6点、加算2は2点→4点と倍になっています。処方枚数1000枚のところとなると、加算1で6万円の利益増・・・、あなどれません。今後、一般名処方が増えてくるでしょう。

小児抗菌薬適正使用支援加算

今回新設の加算で80点です。算定要件は下記の通りです(原文)

「急性上気道感染症又は急性下痢症により受診した小児であって、初診の場合に限り、診察の結果、抗菌薬投与の必要性が認められず抗菌薬を使用しないものに対して、抗菌薬の使用が必要でない説明など療養上必要な指導を行った場合に算定する。」

つまり、子どもの風邪に対して、抗菌薬を処方しなかったら加算できるということです。最近では、風邪に対する抗菌薬を使用しないとする医師は多いです。なぜならば、風邪の原因はほぼウィルスですので、抗菌薬は効きません。ではなぜ投与するのか?それは、ごくわずかな可能性の細菌による風邪と肺炎予防です。

未だにこの抗菌薬を使用する医師がいるので、いよいよ政府も使用しないようにし始めたのです。なぜ使用してはいけないのか?それは耐性菌の増加です。

今回の改訂では、子どもだけなのが不思議ですが、今後は大人も対象となってくるでしょう。

ヘパリンナトリウム・ヘパリン類似物質の適正使用

いわゆるヒルドイド軟膏です。皮膚科で美容目的で使用しているケースが多く、保険で使用するのを防ぐのが狙いです。すでに、保険で削られている所があるそうです。保険適用はあくまでも治療が目的です。美容目的を税金でまかなうなんて、それは是非やめていただきたいものです。

向精神薬の適正使用

今までもありましたが、範囲の拡大と減算です。具体的には、3種類以上の抗不安薬睡眠薬抗うつ薬・抗精神薬を処方した時の処方料30点→28点。この上記の3種類以上の条件に、4種類以上の抗不安薬+睡眠薬も追加。

また、以前からあった7種類以上の投薬は、処方料40点と点数は変わりないが、一つの条件が追加されました。それは下記の通りです。

12ヶ月以上、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬睡眠薬を処方している場合

ちなみに、6種類以下の処方料は68点です。

向精神薬をむやみに使用しないように強化されているのでしょう。まあ、一度中止して、また出すような形をとるところも増えるかもしれませんけど・・・。

 

以上ですが、ざっと薬局に関わる項目を取り上げてみました。

薬局的には、薬代を減らそうという改訂ですね・・・、まあ当然ですが、薬局も厳しくなりますね。

 

平成30年診療報酬改定の速報

本日、中医協総会配布資料「答申について」より、点数も含めた概要がでました。先日、ブログで書いた内容も含めて再度見ていきましょう。

ちなみに、原本は下記の通りです。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000193510.pdf

地域支援体制加算について

まず、点数が35点と予想より高かったです。取れる件数が少ないと思われますので、基準加算の点数より高くなったかと思われます。基準加算との要件の違いは、訪問看護や福祉サービス等の地域の連携体制が整備されていることや、医療安全に資する情報共有の体制・実績等が追加されているようです。この実績は少し気になりますね・・・。調剤基本料1以外の薬局は、かなり厳しいですね。基本料1以外は相当の実績が求められており(1は、①麻薬免許 ②在宅実績 ③かかりつけの届出 でOK)、その具体的な数字もでており、特に麻薬指導管理加算の実績10回/年、夜間・休日等の対応実績400回/年あたりが厳しいかと。ちなみに、薬剤師1人当たりですので、2人いれば倍になります。

後発医薬品調剤体制加算について

割合は、予想どおりで①75%以上 ②80%以上 ③85%以上 でしたね。

点数が以外でした。予想の①14点 ②18点 ③22点 ではなく、①18点 ②22点 ③26点 と高かったですね、これも後発品誘導への必死さがでてます。えさをあたえて、是が非でも目標の80%を目指すということですね。

ちなみに、20%以下のところは2点の減点です。

内服調剤料の見直し

予想どおりですが、どのくらい影響あるのかまだ調べていませんが、下記の通りです。

①15日分以上21日分以下 70点→67点

②22日分以上30日分以下 80点→78点

③31日分以上      87点→86点

また、自身の薬局でシュミレーションします。

その他気になる項目

①一般名処方加算

医科の方ですが、加算1は3点→6点、加算2は2点→4点と倍。これも、後発促進の意思が大きく出ています。

②薬剤服用歴管理指導料

現在よりすべて3点上昇(手帳あり38点→41点、なし50点→53点)。ただし、手帳活用実績が、5割以下ならまさかの13点。これはかなり厳しいので、一度薬局でシュミレーションしてください。ちなみにうちは68%と大丈夫でした。また、薬歴に次回の服薬指導の計画も記載するようになったみたいです。

③服用薬剤調整支援料

6種類以上の内服薬が処方されたものについて、保険薬剤師が文書で医師に提案し、内服薬が2種類以上減少したら算定可能という、新しい項目。125点と高く魅力的に見えるかもしれませんが、経営的に見ると結局損になりそうです。薬価差益・内服調剤料の減少は大きいです。ただし、今の増大する医療費を考えると、薬剤師としてできることの一つになりそうなので、がんばってみたいと思います。

④重複投薬・相互作用等防止加算

従来からある項目ですが、残薬調整は30点、残薬以外は40点と分けるようです。私も思ってました、禁忌薬を発見して、医師に変更してもらったのと、患者さんが残薬を持ってきたのと同じではと・・・。よい改定かと思います。

 

とり急ぎ書いてみましたが、今後追記等ありましたら、更新していきます。

 

平成30年診療報酬改定について

今回は、私が勤務する業界では、かなり重要な診療報酬改定についてブログを書きます。1/24の中医協総会配布資料を、まだ詳細の点数はでていませんが、各項目の思惑を私見ではありますが解説していこうと思います。

診療報酬改定率

12/18に発表された診療報酬改定率、全体は+0.55%、そのうち調剤は+0.19%。これだけ見ると、昨年より薬局の技術料が少しですが上がるということです(薬価は下がりますので、全体的に見るとマイナスになります)。ですが、これはあくまでも試算。内容を見ないと、わかりませんが大きなマイナスになる可能性があります。では、詳しい内容をみていきましょう!!

基準調剤加算の廃止

これはかなりのインパクトを与えました。基準加算を取っているところは、約2割と言われていますが、一律32点が消えてしまうので大きいです(ちなみにうちはとっています)。これに変わるのが次の加算です。

地域支援体制加算の新設

基準加算の要件を引き継いだ形の加算です。様々な算定要件がありますが、要は、調剤基本料1をとっていて、下記の3点を満たしておけば取れそうです。(そのほかの要件は、基準調剤加算を取れているところならいけそうです)

①麻薬小売業者の免許

②在宅の実績

③かかりつけ薬剤師指導料の届出

調剤基本料はあとで説明しますが、1以外はほとんどチェーン薬局です。調剤基本料1以外には、かなり厳しい実績がないとこれが取れなくなっています。例えば、麻薬使用実績、夜間・休日対応実績、一人在宅実績等・・・。しかも回数がどのくらいになるのかわかりませんので、かなり厳しいかと思います。チェーンには儲けさせないという意思が強く出ていますね。

点数予想は、おそらく32点より気持ち下がるくらいか、同じくらいかと思います。なぜなら、この加算の取得割合がかなり下がると思いますので。

調剤基本料の要件見直し

さきほどの、項目に出てきましたので、このまま基本料の解説にいきたいと思います。

大きな違いは、一つの建物で複数の診療所の処方箋を受け取る薬局、いわゆるビル診の薬局が狙われた形です。今まで、いつメスがはいるかといわれ続けて、ようやく今回対象となりました。月に4000枚以上の薬局が対象ですが、この薬局は調剤基本料2となり、上記の地域支援体制加算がとりにくくなっています。

後発医薬品調剤体制加算の見直し

現在は、後発医薬品調剤体制加算(以下後発加算)は、1は65%以上で18点、2は75%以上で22点ですが、これを三段階の85%、80%、75%(あくまでも予想ですが)になるようです。予想点数は、85%は22点、80%は18点、75%は14点ですかね・・・。ちなみに、低すぎるところは減算があるようです。なかなか思うように目標の80%へ行かないようで、焦りが感じられる設定%になりそうです。

内服調剤料の見直し

これが私が一番恐れていた改定・・・。いわゆる、院内と院外の点数の差が大きく出ている項目。かなり会議でもたたかれていた項目で、院内と院外の点数が違いすぎると。調剤薬局の利益の柱である内服調剤料に、かなりのメスが入りそうでおびえています。発表項目は、①15日分以上 21日分以下の場合、②22日分以上 30日分以下の場合、③31日分以上の場合。これを下げて、対人業務への加算にまわすということです。14日分以下は下げないって・・・、長期にするなって事??この長期でという時代なのに。まぁ、小児に配慮した感じですかね。現在は①70点、②80点、③87点で、改定後点数予想は一律2点マイナスで(希望です)。

 

取り急ぎ、大きな項目を取り上げてみましたが、詳しい点数がでたら、再度報告いたします。ちなにみ原本は以下のアドレスで

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000192281.pdf

約500ページあるので、調剤の項目のみを抜粋した資料は、日医工のHPのMPI資料であります。会員登録必要ですが、良い資料があるので参考にしてください。

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確定申告における医療費控除の方法が変わります

最近、薬局で医療費控除の方法が変わりますというポスターが送られてきたため、それを貼っています。いつもは、ポスターなど貼っても反応する方はかなり少ないのですが、この医療費控除はかなり反応する方が多いです。質問も多く受けるので、簡潔ではありますが、調べてまとめましたので、ぜひ必要な方は参考にしてください。

以前の医療費控除の方法

今までは、控除対象の領収書をすべて集めて、特定の用紙に記入して確定申告の際に、すべての領収書と特定の用紙を提出することとなっていました。記入方法は、下記の用紙に領収書ごとに医療を受けた人、続柄、病院や薬局の名称・所在地、金額等を記入する必要があったのです。*ただし、この方法での確定申告は経過措置があり、平成31年分の確定申告までできます

クリックすると新しいウィンドウで開きます

 新しい医療費控除の方法

領収書の提出はいらないが、明細書の提出が必要です。とポスターに書いてありました。ん?それでは前と同じでは・・・。そこで詳しく調べてみると、健康保険等から送られてくる医療費通知ってありますよね、それがそのまま使えますよとなっていました。まず、新しい用紙をご覧ください。

クリックすると新しいウィンドウで開きます

 1の医療費通知に関する事項に、送られてきた医療費通知の紙に書かれている金額を記入するだけでよくなったのです。医療費通知が領収書代わりになるのです。ちなみに、領収書の提出はいらないのですが、5年間の保管義務がありますので注意してください。

ただし、この健康保険等から送られてくる医療費通知ですが、下記の5項目が載っていないと使用できませんので、注意してください。

後期高齢者医療広域連合から発行された書類の場合は③を除く

①  被保険者等の氏名
②  療養を受けた年月
③  療養を受けた者
④  療養を受けた病院、診療所、薬局等の名称
⑤  被保険者等が支払った医療費の額
⑥  保険者等の名称

一度、ご自身の健康保険等から送られてきている医療費通知をご確認ください。

次に、その医療費通知以外にかかった医療費に関しては、2の項目に記入することとなっています。

3の項目の書き方やQ&A等は、下記のアドレスに書いてありますので、ご参考にしてください。

(詳細ページ)医療費控除の提出書類が簡略化されました:平成29年分 確定申告特集

もっと詳しいことを聞きたいと思って、医療費控除の相談に行く際は、医療費通知も持っていくと話がスムーズになると思われます。

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スイッチOTC医薬品 Ⅲ

本日は、昔からある医薬品ですが、ブスコパンAという胃薬をご紹介します。

医療機関で根強い人気のある胃薬です。

病院と市販薬との費用価格

病院 初診 1050円  再診 450円  薬局 400円(20錠)

*病院の規模や検査項目等、薬局は様々な加算(薬局によって違います)等で料金が上下しますが、大体で試算します(負担割合は3割で考えます)

初診で約1450円、再診で約850円となります。

つづいて、ブスコパンAの市場価格ですが、2017/12/01現在の価格.comでは、送料込みで1231円となっています(メーカー希望小売価格が1296円ですので、価格があまり崩れてはいません)。再診では、病院の方が安くなりますが、手間を考えますとネット購入でも良いかと思います。

ブスコパンAの紹介

ブスコパンA錠画像セルフメディケーション

 成分はブチルスコポラミン臭化物 10mgと医療用のブスコパンと全く成分も量も同じです。よく、病院にこれだけもらいにいく人がいますが、それならネットでの購入をお勧めします。用法は、1回1錠 1日3回までで、続けては4時間以上空けてください。

ただし、このお薬は胃痛だけでなく、さまざまな要因の痛みにも効果がありますので、いつもと違った痛みなどがあれば、病院で受診を勧めます。また、今までに病院にかかったことのない人は、一時的に服用しておさまればいいですが、続けて痛みが継続するようなら、病院を受診してください。

 

 

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スイッチOTC医薬品 Ⅱ

今回はもっとも有名なロキソニンSをご紹介します。

ロキソニンは医療用医薬品でかなり多く出ている薬でもあり、OTCの中でもかなり売れている商品です。

病院にかかる方が安い?? 

では、実際病院にいって薬局にて薬をもらうのと、薬局でスイッチOTC医薬品(以下OTC)を買うのとどちらの費用が高いのでしょうか?

病院は病院の規模や検査項目等、薬局は様々な加算(薬局によって違います)等で料金が上下しますが、大体で試算します(負担割合は3割で考えます)。

病院、初めてかかる場合は約1050円、薬局でロキソニンを12錠頓服でもらったら約400円、合計で約1450円になります。(薬局の費用については、多くもらうと安くなりますが、ここでは12錠で試算しています)

続いて、OTCではロキソニンSは、メーカー小売価格で12錠700円(ネットでもだいたいこのくらいです)です。ただし、ロキソニンSと同じ成分で、ロキソプロフェン錠「クニヒロ」とい後発品(特許がきれて、他社が模倣した商品)がネットで、36錠570円(12錠190円)とかなり安くであります。

結果として、薬局で購買するほうが安いです。特に、ネットでの後発品の安さには驚きました。

ロキソニンSの紹介

ロキソニンS_画像1

成分は ロキソプロフェンナトリウム水和物 68.1mg(無水物として60mg)、これは全く医療用のロキソニンと同じです。

注意点は3点あり、まず1点目は胃に負担があること。特に空腹は避けて服用のこと。ロキソニンSプラスという商品がありますが、これは上記に胃薬を加えた商品です。

続いて2点目は、妊娠後期の方です。難産や死産、胎児の動脈管 収縮などのリスクが高いため、出産予定日の12週以内の妊婦は服用しないことです。

最後に3点目、偏頭痛でこの薬を利用している人です。こういったOTCを漠然と使い続けると、薬剤性の頭痛を起こしてしますので、注意が必要です。偏頭痛は、なるべく専門の病院で見てもらったほうがいいです。

 ロキソニンSプレミアムの紹介

 

ロキソニンSプレミアム

現在では、上記ロキソニンSプレミアムとう商品も出ていましたので、これもご紹介します。

ロキソニンSの成分にプラスして、アリルイソプロピルアセチル尿素(鎮静作用)と無水カフェイン(鎮静作用増強)とメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(胃粘膜保護)が追加しています。また、主成分であるロキソプロフェンは、2錠でロキソニンSの1錠と同じになっております。

値段は、24錠入り(12回分)でメーカー小売希望価格は税込み1274円と高くなっています。

注意点は、基本的にロキソニンSと同じです。

確かに、ロキソニンSよりは、鎮静作用の成分を増やし効果がありそうですが、ロキソニンSでも十分効果があると思いまし、ロキソニンSで効果がないのなら、バファリン等別タイプで試してみてはと思います。

最後に、くれぐれも頭痛持ちの方は専門の病院(頭痛外来等)へ行ってください。私がドラックストアで勤務していた時、頭痛薬を飲みすぎて、それが原因で頭痛を起こしている人を多く見ています。病院で処方される薬は、そういった偏頭痛に対応した薬があります。

 

 

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スイッチOTC医薬品

皆様、お久しぶりです。

子供が生まれてから、約9ヶ月。少し落ち着いてきたので、ブログを再開しようと思います。

今までのブログの中では、なかなか薬の事が書けてなかったので、今日は薬の話です。

表題にもあります、スイッチOTCについてです。

スイッチOTC医薬品とは?

OTCとは、Over The Counterの略で、カウンター越しで買えるということで、市販の薬をさします。スイッチとは、医療用医薬品から変更されたという意味です。つまり、スイッチOTC医薬品とは、医療用医薬品で使用していた医薬品を、市販で買えるように変更した医薬品の事を言います。

一般的には、医療用医薬品の成分量を減らしたものが多いですが、中には成分量が全く同じものもあります。

どうして、このような医薬品があるのか?

急速な高齢化に伴い医療費が増加しており、国の負担も増加してます。このままでは、現在の国民皆保険制度の維持が困難になります。そこで、国は様々な方法で、医療費を減らそうと努力しています。その一環として、このスイッチOTC医薬品を増やしています。例えば、医療用医薬品でもらう場合、病院での診察代、薬局での薬代と支払いますが、3割負担の方なら、7割を税金・保険料で補填します。それが、ドラックストアで、スイッチOTC医薬品として購入すると、本人の負担のみで、税金・保険料は使用しません。これは、かなりの医療費の削減になるでしょう。

セルフメディケーション税制について

このスイッチOTC医薬品だけでなく、他の医薬品についても個人負担が大きく、なかなか購買につながらないため、政府は、2017年よりセルフメディケーション税制という制度を開始しています。

セルフメディケーションとは・・・自己治療。軽い病気や怪我(けが)を医師の治療を受けることなく、市販薬などを使って自分で治療すること

この制度は、対象の市販の医薬品を購入すると、所得控除が受けられ、税金が安くなるという制度です。詳しくは下記を参考にしてください。

知ってトクする セルフメディケーション税制

スイッチOTC医薬品の紹介

最近、よくCMで宣伝していますシオノギヘルスケアからでています、パイロPL顆粒をご紹介します。一度は、病院からPL顆粒を処方された経験のある方は多いのではないでしょうか? そのPL顆粒のスイッチOTC医薬品です。

*ちなみに、このパイロPL顆粒セルフメディケーション税制の対象外です

下記は医療用医薬品のPL顆粒と成分を比較した表です。

成分 パイロPL顆粒 PL顆粒
サリチルアミド 216mg/包 270mg/包
アセトアミノフェン 120mg/包 150mg/包
無水カフェイン 48mg/包 60mg/包
プロメタジンメチレンジサリチル酸 10.8mg/包 13.5mg/包
1包あたりのg 0.8g 1.0g
成人量 1日3包 1日4包

パッと見た感じ、PL顆粒の方が多く成分が入っているようですが、1包あたりのグラム数が違うので、1gあたりの量は同じです。ただ、パイロンの方は、0.8g/包なので、含有量が少なくなっています。また、1日量もパイロン2.4g、PL4gとなっており、やはりパイロンの方が弱くなっています。

 とはいえ、医療用医薬品の成分を使用していますので、副作用にも注意が必要です。

まず1点目は、眠気です。特に運転等される方は気をつけてください。薬の効果は個人差がありますが、1日3回の薬は約4~5時間の効果が続くと思ってください。すなわち、これを飲んでかなり眠気がある場合は、服用後4~5時間たってから運転等したら良いと思います。

2点目は、排尿困難です。特に病院で、前立腺肥大等で治療されている方はあまり飲まない方がよい薬です。

3点目、眼圧上昇です。眼科で緑内障治療中で、なお医師より薬の制限を受けている方は注意が必要です。

これらに注意して、風邪の症状の際に使用してみてください。

 

 

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